伊勢神宮には外宮・内宮にそれぞれ、「別宮」と呼ばれる特別な宮がいくつかあります。
その中でも破格の存在が、内宮の別宮「伊雑宮」(いざわのみや)と「瀧原宮」(たきはらのみや)です。
内宮から離れたところにあるので遥宮(とおのみや)と呼ばれていますが、神宮125社の中でも、特に格式が高いとされています。
どちらも、ご祭神は天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおかみのみたま)。
つまり、天照大御神の御魂をお祭りしているということです。
こちらは「伊雑宮」です。
「いざわのみや」、または「いぞうぐう」ともよばれます。
いつ訪れても鳥の鳴き声がしている、天国か極楽のような場所です。
ちょっとこの世の場所とは思われないような・・・。
一般的には、6月の「御田植式」という古いご神事を行う場所として知られています。
伊雑宮は、なぜ「イザワ」なのか、起源が古すぎてよくわかっていないそうです。
ご神紋は籠目紋(かごめもん)です。ダビデの星。
ここには「剣祓札」という、剣の形のお札があります。
これを頂き、神棚の中央、すなわち「神宮大麻」の手前に置きます。
日本には八万社の神社があると言われますが、こんなに心が幸福感を感じる場所は他にないと思っています。
一体どういう場所なのか。
とても不思議な空間で、いつまでもここにとどまりたい。
尚、外宮・内宮からは離れていますが、交通の便は悪くないです。
近鉄線「伊勢市駅」または「宇治山田駅」から45分、「上之郷」駅で下車し、徒歩3分。
神宮の本当の神はここにいる、という人も多いです。
本気のご参拝なら、ぜひ訪れてみてください。
<続く>