伊勢神宮の御垣内参拝は、【神界】での参拝です。三次元の世界で、この 【神界】 にこちらから望んで入らせて頂ける機会は、この御垣内参拝以外はないのではないかと思っています。
いざ御垣内に
ご神職さんにお祓いをして頂いたら、いよいよ御垣内へとご案内頂きます。
基本的には一度に一組ですが、混んでいるときは複数組のこともあるようです。
足元は、大きな白玉石が敷き詰められています。ペタンコの革靴でもグラグラして、気を付けないと足をくじきそうになりますので、最初は足元ばかり気になります。
ご年配の方は気を付けてください。
ご参拝はあっという間
ご神職さんに所定の場所までご案内頂いたら、二拝二拍手一拝でご参拝します。
長々と祈ったりはできません。神職さんに促されてしまいます。
本当にものの数分。
緊張もするので、あっという間の出来事です。
二度目の内宮では【人間界】をみてみる
殆どの方は、最初の外宮では緊張すると思います。
でも次の内宮では少し余裕があるかもしれません。
その時にお勧めなのは、御垣の外にいる人間を見てみること。
御垣内は【神界】であると言いましたが、入るとそれがわかると思います。
波動が全然違う。
足元の白い石が放つ磁気、自分の体を照らす光、息をするたび感じる繊細な大気・・・。
びっくりするほど静かで神々しい、圧倒的な【神界】の気配です。
これは体験した人にしかわからない。
その中から御垣の外側の人間界を見ると、たくさんの人が話したり、歩いたり、何かを考えたり、いろいろな【人間の営み】をしている。
神様ってこんな感じで人間を見ているのか、というのがほんの少しだけわかる気がします。
それは、あたかも<蜘蛛の糸を垂らしたお釈迦様の目>はこんな感じだったかと、思わされたりします(芥川龍之介/蜘蛛の糸)。
世界の中で唯一、ここでしか見られない風景なので、ぜひ体験してください。
<続く>