富士山に初めて登る人へ、本当に役に立つ情報3(12~16 道具、小物編)

初めて富士山へ登るときは、何が本当に必要かよくわからないうちに荷物がどんどん増えていきます。

初心者のザックは「片手で軽々と持てる重さ」がベスト。

ザックに何をいれていくか。

本当に必要だったものを、厳選してご紹介しています。

12.ザック

富士山1泊では、30リットル前後のザックになります。

同じ容量でも実にいろいろなタイプや形があって、同じザックを使っている人を見たことがありません。

ポケットの数や場所などによっても使い勝手が違うので、山道具屋さんであれこれ聞いて、試してみるのが良いです。

下に軽いもの(防寒具類)、真ん中の背中側に重たいもの(予備の水など)、上は軽い物やよく使うもの(雨具や行動食など)を入れます。

胸とお腹の2か所のベルトで、しっかり体と密着させるのがコツです。

余談ですが、初めて宝永火口に行ったとき、日帰りで荷物も少なかったので、登山用でない街用リュック(体に固定するベルトがついていないもの)を使ったのですが、歩くたびに背中で揺れて、それはそれは疲れました(特に下山時)。

日帰りの低山登山でも、山の場合は登山用リュックが必要なことを実感した出来事でした。

13.ポール、もしくは金剛杖

富士山でポールを使うか、迷っている人もいると思いますが、絶対あった方がいいです。

しかも1本ではなく、2本。

2本の足と2本のポール(つまり計4本)で体を支えるので、足腰の負担が格段に軽くなります。

ポールは絶対必要。私は最初から最後までフルに使いました。

登りは長めに、岩場は短めに、下りは短めに・・・など、ポールを使うコツがあるので、ベテランさんに聞いてください。

富士山ではポールではなく、ぜひ金剛杖を使いたい、という人も多いと思います。

出発時に5合目で購入して、山小屋を通るたびに焼き印を押してもらうのは、富士登山の楽しみの一つでもあります。

でも、金剛杖は重たいです。そして1本杖。

特に金剛杖に思い入れのない人は、ポールをお勧めします。

14.100円玉(有料トイレ用)

富士山のトイレは全て有料です。

5合目までは100円くらい。山頂は300円くらい。私が泊まった山小屋は、一泊につき200円でした。

とにかくトイレに行くたびに100円玉が必要です。

山小屋では水などを買うと、「おつりは100円玉がいいですよね?」と聞いてくれました。

なので何十枚も持っていく必要はないけれど(重たい)、絶対に使うのはわかっているので、予め10枚くらいは用意していくのが良いです。

15.ウエストポーチやサコッシュ

私はウエストポーチにお財布やスマホをいれていたのですが、ガイドさんから「できればウエストポーチは使わないで、ザックにしまってください」とアドバイスがありました。

最初はいいけど、勾配が急になるにつれ、ポーチが太ももに当たったりして、負担に感じてくるそうです。

ただ、私はヘッドライトを首にかけると首が苦しくなるので、ウエストポーチにヘッドライトを下げて使いましたので、あってよかったです(高山病対策のため、ヘッドライトは頭につけず、首にかけた方が良いようです。詳しくはコチラ)。

ウエストポーチより、サコッシュを使っている人の方が多いと思います。

16. モバイルバッテリー

スマホの充電用に必要ですが、何せ重たい。

私のバッテリーは140gですが、これでも女子にはずっしり負担でした。でも仕方がない。

軽くて性能のいいバッテリーを探しておくべきだなぁと、いつも思います。

尚、私がヘッドライトやフリース、ダウンを借りた「やまどうぐレンタル屋」さんは、吉田ルート五合目にお店があります。登山前に足りないものを借りることもできるし、新宿店で借りたものを返却することもできます。

私は返却したので、帰りは荷物が減って、非常に楽ちんでした。

初心者はいきなりいろいろな道具をそろえるのではなく、レンタルも利用しながら、少しづつ必要な物や気に入った物を買い足すのがいいと思います。

<続く>

この記事を書いた人

mirai

こんにちは
潜在意識にひそむ前世や今世の記憶を確認し、未来の自分に活かすことで、根本的に今の生き方を変えるヒプノセラピー(催眠療法)を行う、我妻みらいです。
外資系石油会社、外資系医療機器メーカーを経て、現職へ。
輪廻転生は大学の卒論から取り組んでおり、筋金入りの日本の神様おたくでもあります。