防災と言えば、物、グッズ、備品のことばかり。
でもそうじゃない準備も必要なんですよ。
2018年9月。突然北海道全域を襲ったブラックアウト現象、つまり停電。
そのとき、思いがけないことで困った道民が多かった。
タワマン住民の困惑。エレベーター、立体駐車場、水道水で困った
新聞に「停電 タワマン困惑」と題した記事がありましたので、紹介します。
エレベーター、立体駐車場、水道水などに関する記事です。
タワマンでエレベーターが止まった
37階に住む60代住民
地震二日目。
エレベーターが動かない中、近所の携帯ショップで充電して帰宅。
真っ暗な階段を、懐中電灯を照らしながら37階まで上る。
数階上っては一休みし、すれ違う住人と励ましあった。
電気が復旧したのは停電の約35時間後。筋肉痛が残った。
立体駐車場が動かない
31階に住む60代住民
自家用車のシガーソケットから電源を取ろうと考えた。
しかし、マンションの立体駐車場は停電で動かず。
電源もとれないし、車も使えない。
自家発電6時間後、水道水が止まった
24階に住む60代住民
停電直後、マンション内で「水をためておいてください」とのアナウンスがあり、実行。
トイレ用として、浴槽に水をため、鍋には飲用水をためた。
停電直後は、マンションの非常用電源が作動し、上階に水を組み上げるポンプが働いていた。
しかしそれは6時間で切れた。
その後、コンビニに行ったが、24階まで上がるのに20分かかった。
リスクを知っておこう
災害で停電したら、あきらめるしかないことも多いはずです。
しかし、予め、自分の家にはどのようなことが起きうるのか、想定しておくのとしないのとでは、大違い。
特に高層階に住んでいる場合、何度も行ったり来たりするのは、若者でも厳しい。
まして断水したら、重たい水を持って階段を昇らなければなりません。
自分の家のリスクを家族と共有して、いざというときの心構えをしておきましょう。
自宅だけでなく、親の実家もやってください!これ、とっても大事!!
<続く>