関東屈指のパワースポット・三峯神社には、あまり知られていないスポットがいくつかあります。
その一つが随身門の天井に浮かぶ龍の顔。
有名な白い三ツ鳥居をくぐって参道を進むと、左の眼下に随身門が現れます。220年前に建てられた、昔の仁王門です(「随身門」は神道の言い方。「仁王門」は仏教の言い方)。
この随身門、ほとんどの人が素通りしますが、門の真下に立ち、天井を見上げると、龍の顔が描かれています。
2012年辰の年に、拝殿の石畳に突如現れたという龍の方は有名ですが、随身門の天井の龍に目を止める人はあまり見かけません。
三峰山はご眷属(ごけんぞく)であるお犬様(ニホンオオカミ)が有名ですが、石畳の龍でもわかるように、龍とも関りが深い。
山すそにある一の鳥居から表参道を登山してくると現われる「竜門の滝」は、小さいけれど、深くて神秘的
な滝で、昔は龍が暴れたという伝説があるそうです。
また、山の裏手には龍洞という井戸があり、三峯の人々は「龍洞の水」と呼んで。大切にしている。
この井戸の水底深くには竜宮があり、司水の神である龍王・龍神が住むと言われているそうな。
現在、神社では、この「龍洞の水」を「神の山水」として頒布しています(子授け、安産、厄除けの水)。
さて、くだんの随身門の龍神。
この龍神様に向かって柏手を打ち、きれいな音が出たら、非常に縁起がいいそうです。
<続く>