自己肯定感を上げる方法その2は、「全力で笑顔を作って、そのまま寝る」です。
これは松岡修造さんが紹介している方法で、くりかえすうちに自分の感情をコントロールできるようになり、自分への信頼感があがってきます。
全力で作る笑顔はどのくらいの笑顔かというと、「わざとらしいほどの、筋肉が痛くなるほどの、笑顔」です。
「口角を上げましょう」とよく聞くと思いますが、口角をあげるどころではなく、「変顔」なくらいの笑い顔を作ります。口角も頬も目もあごも、これ以上ないくらい、筋肉が痛くなるくらいあげて、鼻もくしゃくしゃにして、にーっと笑う。
思いきり、にーっと。
そしてキープ!
そして、その顔のまま、寝る。
笑顔の波動を身にまとったまま、眠りの世界に入る。
もし楽しくなくても、無理やり笑顔を作ると、脳は「今楽しいんだ」と勘違いし、内側から少しづつご機嫌モードへと変わっていく。
狙いはこれです。
これは、松岡修造さんが実際にされていたのを聞いて、私も実践してみたやり方です。
ポジティブ・シンキングのかたまりのような松岡さんですが、現役の頃、とてもメンタルが弱く、全てをネガティブに捉えていたそう。
松岡さん曰く
「できないとか無理だよ、というのが一番最初に来る。一言で言うと自信がない。特に初めて海外に行った時は、自分より皆が強く見えるし、英語もしゃべれない。試合にも負けていく。どうやったら前向きにできるだろう」
そのときに、「逆のことを言うしかない」と思ったといいます。
ミスしたら「ナイスショット!」という。そうして自分を鼓舞してきた。
そして、「ネガティブな思考は、寝る前にやってくる。だから寝るときに全力で笑顔を作ってそのまま寝た」のだそうです。「全力笑顔で寝ると疲れるけど、疲れるから眠れる」とも。
この「全力笑顔で寝る」、やってみました。
笑顔を作ってふとんをかぶっているとね、最初のうちはまだ自己肯定感が低いから、とても情けなくて悔しくて、涙が出てくるんですよ。自分がバカみたいに思えてくる。
でもね、松岡さんがテレビで披露した全力笑顔の顔が衝撃的すぎて、よし続けよう!って思ったんです。
そしたらだんだんと、うまく作れるようになってきた。
そして夜だけでなく、昼間、何かいやなことがあったときとか、自分が不機嫌でいるときにも、無意識に、この全力笑顔を作るようになっていったんです。
これは、大きかった。
今こんなに嫌な気分なのに、作り笑いできるほどに自分をコントロールできている。ネガティブな感情の海におぼれることなく、冷静に、笑ってみようとしている、と。
これは自信になります。
笑顔を作れるようになると、心が落ち着いてきます。そして、それができた自分をほめたくなって、自己肯定感があがっていく。
これの繰り返し。
自分への信頼感を上げる、心のトレーニングです。
だまされたと思って、Let’s try !!